―Last message―
するとアーシャは
少し困ったような顔をして話を続けた。
「しかしおそらく病院にいると思いますよ。
人気のないところで
事故にあったわけではないのでしょう?」
「あ・・・そっか、うん。
結構大きい道だった。」
「そうですか。
それならおそらく病院にいるでしょう。
ところで、彩華さん。
なにか未練のようなものはありますか?」
アーシャは突然話を切り出した。
「未練・・・?」
彩華が聞き返すとアーシャは
にっこり笑って頷いた。