《爆劇落》✪『バランス✪彼のシャツが私の家に置かれた日』
「勝手に食べないでよ!」
「だから、取り替えてくれって」
ラーメンのドンブリを寄越し私のしょうが焼き皿を掴む三浦。
「子供みたいな事やめてよ」
「子供じゃないなら取り替えろよ」
二人で言い合いしてラーメンのドンブリを押し付けあった。
ラーメンのスープがたぷんたぷんと揺れて溢れそうになっていた。
わたわたと荒そっている私と三浦を店主が眉毛の端をピクッとさせて見ている。
あ、まずい。
そっちのまずいじゃなくて、状況がかなりまずい。
ラーメンがまずいなんて押し付け合っていたら、いくら穏やかなおじさんでも怒り出すかもしれない。
この店は、から揚げ定食も美味いのだ。外側がカラッと中はジューシーなから揚げは、かなり美味しい。
出禁にでもなったら、かなり悲しいし料理下手の私はほとほと困ってしまう。
こいつ……ほんと迷惑な男だ!
横目で三浦を睨みながら、おじさんの顔色をぎこちない愛想笑いで見上げた。
「だから、取り替えてくれって」
ラーメンのドンブリを寄越し私のしょうが焼き皿を掴む三浦。
「子供みたいな事やめてよ」
「子供じゃないなら取り替えろよ」
二人で言い合いしてラーメンのドンブリを押し付けあった。
ラーメンのスープがたぷんたぷんと揺れて溢れそうになっていた。
わたわたと荒そっている私と三浦を店主が眉毛の端をピクッとさせて見ている。
あ、まずい。
そっちのまずいじゃなくて、状況がかなりまずい。
ラーメンがまずいなんて押し付け合っていたら、いくら穏やかなおじさんでも怒り出すかもしれない。
この店は、から揚げ定食も美味いのだ。外側がカラッと中はジューシーなから揚げは、かなり美味しい。
出禁にでもなったら、かなり悲しいし料理下手の私はほとほと困ってしまう。
こいつ……ほんと迷惑な男だ!
横目で三浦を睨みながら、おじさんの顔色をぎこちない愛想笑いで見上げた。