《爆劇落》✪『バランス✪彼のシャツが私の家に置かれた日』
ラーメン屋を出て商店街を歩く。
隣を歩く三浦を苛立ちながら見上げた。
「あの……いい加減、私、もう帰りますので、さようなら」
「ちょっと待った」
まだ、用があるのかとうんざりする私を待たせて、小さな雑貨やさんに三浦は走って入っていく。ウィンドー越しに店を覗くと三浦は何かを買って若い女の店員さんに愛想よく包んでもらっていた。
三浦の本性を知らない店員さんは、かなり愛想よく対応しているのが見えていた。
私も三浦の本性なんて知らなけれは良かった。そうすれば、ただの目の保養になる年下のイケメンで済んだものを。
店から出てくると「ほい」と今雑貨屋さんで渡されていたばかりの紙袋を私に差し出してきた。
隣を歩く三浦を苛立ちながら見上げた。
「あの……いい加減、私、もう帰りますので、さようなら」
「ちょっと待った」
まだ、用があるのかとうんざりする私を待たせて、小さな雑貨やさんに三浦は走って入っていく。ウィンドー越しに店を覗くと三浦は何かを買って若い女の店員さんに愛想よく包んでもらっていた。
三浦の本性を知らない店員さんは、かなり愛想よく対応しているのが見えていた。
私も三浦の本性なんて知らなけれは良かった。そうすれば、ただの目の保養になる年下のイケメンで済んだものを。
店から出てくると「ほい」と今雑貨屋さんで渡されていたばかりの紙袋を私に差し出してきた。