―異世界物語―
第一章
つまらない日常
授業もSHRも終わり、教室や廊下が賑わう毎日のように見飽きた風景。
部活に行く奴もいれば今の世間で言うリアル充実してるやつら…リア充という、
生まれて17年彼女いない歴の俺や
今現在彼女いない男子諸君の、究極にして最大の敵が幸せオーラを漂わせ、手を繋いで帰っている姿。
俺はそれらの姿を横目で見送りつつ、大きくため息をついて、教室を出た。