ある猫の日常
7時になり、慌しくなる。

パパはもうお母さんを起こしてすぐに仕事へいってしまった。

どんどん!ばたんばたん!

・・・うるさい。

お兄さんと弟さんだ。

全く。

静かにしてもらいたい。

起きてすぐにお兄さんと弟さんは喧嘩をする。

あーだこーだへーだ!

正直、勘弁してください。

あーあ。

早く学校という場所にいってほしいなぁ。

あ!野良ちゃんがいっちゃう!

野良ちゃんといっしょに私も玄関へいく。

「お母さぁーん!いってきまぁーす!」

野良ちゃんはお母さんが返事をしないと玄関をでない。

「気をつけていってらっしゃぁーい!」

3回くらい野良ちゃんがいってきますを言ってやっと返事がきた。

普段、耳がいいお母さんは朝には弱いらしい。

野良ちゃんは自転車にまたがっていこうとするが

私を気にかけてくれて私と一緒に歩いてくれる。

そんな野良ちゃんが私は大好きだ。

しかし、車がいっぱい通るところにでると

「あんちゃん!もう来ちゃだめ!危ないよ?」

そういってもぎりぎりまで野良ちゃんを見送る。

いってらっしゃい!野良ちゃん。
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