あの日の空も青かった

もう季節は春なのに
まだ肌寒いこの町に
俺は生まれてから中学2年までは住んでいた



~2年前~

「あら敦史~お帰り!部活お疲れさま~」


「母さんただいま
腹減ったよ…ご飯にし」

「敦史に言わなきゃいけないことがあるの」

俺の話を遮って
改まって何かを言おうとする母が怖かった
そして言ったのだった
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