君に出会えたから
ひとり




俺はくらい世界に居る。




底なしの暗いところだ。
俺は一人




故に人の感情と言うものをあまり知らないらしい。



俺はある日感情が無い。
と判断された…


―笑いなさい―


どうして?


―君は人の感情を持ち合わせてないからだ ―


俺は…笑った事なんてない 知らないんだ


―どうして知らない?―


必要ないからだ。

こう答えた
だってそうだろう

俺はわからない。
何のために笑うか、
無駄だ。

分からないんだから
それで良い俺の人生なんだから、
なんて思ってみた。



…ふと思う 俺の人生ってなんだろう?
俺は感情がない人間。




でも、怪我の痛みを知っている。
なのに心の痛みを知らない。
< 1 / 5 >

この作品をシェア

pagetop