君に出会えたから
ひとり
俺はくらい世界に居る。
底なしの暗いところだ。
俺は一人
故に人の感情と言うものをあまり知らないらしい。
俺はある日感情が無い。
と判断された…
―笑いなさい―
どうして?
―君は人の感情を持ち合わせてないからだ ―
俺は…笑った事なんてない 知らないんだ
―どうして知らない?―
必要ないからだ。
こう答えた
だってそうだろう
俺はわからない。
何のために笑うか、
無駄だ。
分からないんだから
それで良い俺の人生なんだから、
なんて思ってみた。
…ふと思う 俺の人生ってなんだろう?
俺は感情がない人間。
でも、怪我の痛みを知っている。
なのに心の痛みを知らない。