無愛想な彼に恋しました


「本当かな~?」


「本当です!」


妖しいとでも言いたげな視線を向けるちーちゃんから逃れるために、私は少し早歩きで歩いた。


「あ、逃げるな!」


「ちーちゃんが追いかけてくるから!」


ちーちゃんから逃れるために私は体育裏に隠れる。


「も~逃げ足だけは早いんだから…」


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