無愛想な彼に恋しました


「苦しい……」


苦しすぎた私はその場から立ち去ろうと足を一歩踏み出した時、石ころに躓いた衝動で見事にその場に派手に転んだ。


「イタタ…」


「…そこで何してんの?」


「え、あ…」


荒城君に見つかった。


「え~…っと、朝の散歩?」


「学校で?」


「う、うん!」


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