無愛想な彼に恋しました



自分でも見苦しい言いわけだと後悔した。



「あっそ。それより、膝磨りむいてるけど」


「え?」


荒城君に言われたとおりに膝を見てみると、磨りむいていた。


「あちゃ~…さっきの衝動でかな?」


はは、っとごましのつもりで笑ってみるものの荒城君…全く笑って無い!


むしろ呆れた感じの表情を見せている。



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