無愛想な彼に恋しました


ようするに……お姫様抱っこをされているんだ。


「え、ちょ!?荒城君いきなり何を!」


「何って、それじゃ歩けないっしょ?消毒しないといけないし」


「そ、それは…そうだけど…」


荒城君が言っている事はごもっともだと思う。


だけど、こんな格好恥ずかしすぎる!!


皆の視線がばっちりと私と荒城君を捉えているんですけど!


「一人で歩けるよ!それに、重たいでしょ!?」


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