無愛想な彼に恋しました


けど、すぐに荒城君はいつもの表情へと戻った。


「何?」


「しおりちゃん、待ってるんでしょ?もう行って良いよ。後は私一人で出来るから」


そう言って足を少し引きずりながらも荒城君の隣へとたち荒城君のかわりに棚を探し始める。


「何言ってんの?そんなの、俺がやるって」


「良いってば!」


手を差し出してきた荒城君の手を弾いてしまった。


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