無愛想な彼に恋しました


「あ、ごめん……。けど、しおりちゃんを待たせると悪いから…」



変に優しくしないで…。


期待してしまうから。


「さっきから田端さんの事ばかり。初原、そんなに俺と、田端をくっ付けさせたいんだ?」


「ちがっ……」


「もう良い。初原の望み通り田端さんと仲良くするから」


そう言って、保健室を出て行く荒城君。


< 272 / 634 >

この作品をシェア

pagetop