無愛想な彼に恋しました


「本当はね、私…初めて輝君と帰った時に振られてるの…」


しおりちゃんと荒城君が一緒に帰った時、それはあの時の事を言っているだと聞かなくても分かる。


「けどね、私どうしても付き合いたくて言ったの…」


私の方へと振り返るしおりちゃん。


それは切ない笑みを浮かべたいた。


「私と付き合ってくれないと、琴音ちゃんに酷いことするって…」


< 328 / 634 >

この作品をシェア

pagetop