無愛想な彼に恋しました


「う~…。私も、しおりちゃんの事友達って思ってるよ~…」


「ありがとう。私それだけもう良いんだ」


そう言って、今度は荒城君を見る。


「琴音ちゃんの事泣かせたらただじゃおかないからね!」


それだけ言って、しおりちゃんは、走って行ってしまった。


けれど、最後は笑って振り返って


「二人ともありがと!」


そう言って、人ごみの中へと消えて行った。



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