無愛想な彼に恋しました


「好き…。荒城君の隣の席になった時から…好きだったの」


震えている声。


緊張して、肩に力が入ってる。


自分が、どんな顔をしている、なんて言わなくても分かる。


きっと、真っ赤だ…。


「ふは、力入れすぎ」


そう言って、笑う荒城君。


私の大好きな、荒城君の笑った顔。


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