無愛想な彼に恋しました


荒城君が、私の事を好きじゃないって事も…。


けれど、ちゃんと振ってほしかった。


荒城君の言葉で、振ってほしかったから。


「初原、目、閉じて」


「え?」


「良いから閉じて」


「うん…」


荒城君の言うとおりに、私は目を閉じる。


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