無愛想な彼に恋しました


「俺さ、恋とかしたことないし初めて人を好きになったから、こう言う時どうすればいいのかわかんない」


そう言って、指先で涙を拭ってくれる荒城君。


優しくて、温かい指先。


「私もね…荒城君の事が、大好き」


「はいはい。俺もだから」


荒城君が笑いながら、私を優しく抱きしめる。




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