無愛想な彼に恋しました


「初原は、可愛いから。もっと自信持てばいいのに」


そんなこと言われても…。可愛くないのに、どう自信を持てばいいのかだなんて、分からない。


「日誌…、頑張って書いて早く帰ろう…」


これ以上、無理だ。


こんな会話していたら、私の心臓が壊れちゃう。


「はいはい」


私の頭を撫でた後、荒城君は日誌へと目を戻した。



< 380 / 634 >

この作品をシェア

pagetop