無愛想な彼に恋しました


「よし、終り」


「早っ!!」


荒城君が書き終わるには、時間なんてかからなかった。


「すぐ終わるっていったじゃん」


「言ったはいったけど…」


「つべこべ言わず、早く帰るよ」


そう言って、私の手を握る荒城君。


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