無愛想な彼に恋しました



「馬鹿。素直に考えすぎ」


私の考えを読み取ったかのような荒城君の余裕の笑み。


「何でわかったの…?」


「初原が、考えている事なんて手に取るように分かるから」


…この人には、勝てないな。


私はきっと、荒城君には敵わないんだと思う。



< 383 / 634 >

この作品をシェア

pagetop