無愛想な彼に恋しました



「でも……」


「でももこうもない。俺が買いたいの。初原との初放課後デートなんだから」


「っ…」


どうして、荒城君は私が喜ぶ言葉しか言わないんだろう。


それが、どれほど私を喜ばせているかなんて考えてないんだろうな…。


今もね、凄く顔赤いって分かってる。


恥ずかしいけど、嬉しい。


今は、そんな気持。



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