無愛想な彼に恋しました


この匂いは、私の大好きな人の匂い…。


「荒城君…?」


「またな、琴音」


「え?」


勢いよく振り返ると、荒城君は笑っていた。


「また、明日会えるから。帰ったらメールもするし」


「けど…アドレス知らない…」


「だから、聞きに戻ってきたんじゃん」


< 394 / 634 >

この作品をシェア

pagetop