無愛想な彼に恋しました


それから、土曜日なんてあっという間に来た。


学校でも土曜日の事を考えていたのに、当日となると、半端なく緊張している。


今は、輝君が来るのを待っている。


「緊張する…」


自分の胸に手を当てると、ドキドキっと高鳴っている。


――ピンポーン。


「っ」


インターホンが鳴った。


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