無愛想な彼に恋しました


「荷物持つから、貸して」


「え!?良いよ!重たいし…」


「重たいから、俺が持つんでしょ」


そう言って、私の手から荷物を奪い取る。


「彼氏なんだから、こう言う事は俺に任せればいいんだって」


ふっと笑う輝君にドキッとなる。


彼氏と言われただけなのに、体が熱を帯びて行く。


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