無愛想な彼に恋しました


「琴音、可愛い」


「っ!可愛くありません!」


本当に照れる。そう言う事を言われる事にも、未だになれない。


しかも、輝君が言うのは唐突の事だから心の準備と言うものも出来ていないし。


はぁ、っとため息をついた時、輝君が止まった。


「ここが、俺の家」


輝君が指す先には、何階建てか数えきれないほどのマンションがそびえたっている。


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