無愛想な彼に恋しました


「何してんの?」


ボーっと輝君の住んでいるマンションを見ていると、いつの間にか輝君は先を歩いていた。


「あ、ご、ごめん!」


慌てて輝君の所まで走って行く。


「ボーっとしてると、置いてくよ?」


「え、ヤダ―!」


「なら、さっさとついてくること。分かった?」


…何だか、子供扱いされているみたいで、悔しい!


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