無愛想な彼に恋しました


そんな私の気持ちなんてお構いなしに、輝君はズガズガと進んで行く。


「あ、待って!」


私は慌てて輝君を追いかける。


慌てていた拍子に、少しの段差につまずいた。


「わわっ…」


転ぶ!そう覚悟していた私は、思わず目をつぶった。


「あ、あれ…?」


けれど、いつまでたっても痛みは無かった。




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