無愛想な彼に恋しました


「あ…っぶね。大丈夫?怪我してない?」


咄嗟に、輝君が抱きとめてくれたんだろう。


私は、転ばずに済んだ。


心配そうに顔を覗きこむ輝君に胸がキューっとなった。


「大丈夫…です」


けれど…、これはこれでなかなかはずかしい態勢だ。



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