無愛想な彼に恋しました


「ご飯、まだ早いでしょ」


時計を見ろ、と言うかのように顎で示す。


時計を見てみると、まだ9時。


9時なんて朝ご飯を食べ終わった時間ぐらい。


現に私もさっき自分の家で、朝ごはんを済ませた所なのだ。


「そ、そうだね…。それじゃあ、部屋のかたづけでも…」


緊張しているのを、輝君ばれたくなかった私はとにかく輝君から離れたかった。


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