無愛想な彼に恋しました


「え……?」


「琴音が嫌がる事はしたくないんだって」


そう言うと、私の上から退き、脱ぎ捨てた上着を着る。


私は、戸惑いながらもゆっくりと起き上る。


「ごめんね…」


私がもっと大人だったら…。


私がちゃんと、そう言う事を理解していれば…。



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