無愛想な彼に恋しました


俺とは違う、シャンプーの匂いがした。


この匂いが、好きだ。


安心する。


「琴音、お休み」


俺は人並みの愛想とか持ってないけど、こんな無愛想な俺でも琴音が居れば、こんな俺も嫌いではないかな。


何て、寝てる彼女を抱きしめている一匹オオカミが言えた事じゃ無いけど。



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