無愛想な彼に恋しました


輝君が走るたびに、シューズがキュッと音を立てる。


ボールが輝君の手の中で踊る。


カッコ良過ぎてうっとりとしてしまう。


「輝、かっこいいよね」


「え?」


いつの間にか私の横には、女の人が立っていた。


少し長めの髪を一つに結んでいる女の子。


< 464 / 634 >

この作品をシェア

pagetop