無愛想な彼に恋しました



「琴音、もう体平気!?」


珍しく取りみだしている輝君。


こんな輝君をみるのは初めてだから、思わず吹き出してしまった。


「ははっ。大丈夫だよ」


輝君の背中いっぱいに手を回してぎゅっと抱き着く。


「良かった…。何でこうして琴音は心配掛けるかな。俺、いくら心臓あってももたない」


はぁっとため息交じりに笑う輝君。


それほど私を心配してくれたのかな。


< 477 / 634 >

この作品をシェア

pagetop