無愛想な彼に恋しました


「琴音、口元が緩んでる」


「良いの!輝君のせいなんだからね?」


「なにそれ。訳わかんないし」


保健室から出ると辺りはもう真っ暗だ。


「真っ暗だね~……」


「もう秋だし日が落ちるのが早いんだろ」


「そうだね。輝君寒くない?」


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