無愛想な彼に恋しました


「あ、琴音ちゃん、千尋ちゃん!おはよう!」


声の方へと視線を向けると、いつも通り元気なしおりちゃんが私たちへと手を振っている。


「しおりちゃん、おはっよ~」


ちーちゃんもしおりちゃんに手を振り返す。


だけど、私はそんな気持じゃないせいか、机に伏せたままでいる。


「あれれ?琴音ちゃん、今日は不機嫌だね?荒城君の事でお悩み?」


「な、なななっ!?何でわかるの!?」


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