無愛想な彼に恋しました


いやいや。


そんなに無愛想にされたら話をしずらいんですけど!!


もっと、話しやすいような雰囲気にしてくれないかな?


――…何て思っているだけで口が裂けても言えません。



「隣りの席になった初原琴音です」


すっと手を差し出しさりげない握手を求める。


「あっそ」


その手が見事にスル―されてしまいました。


えーっと…荒城君??


この行き場の無くした手は何処へとやればいいんでしょうか?



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