無愛想な彼に恋しました


「何があったかは知らないけど、今日は沢山食べて忘れな」


そう言って私にメニュー表を差し出す。


今日の先輩は何だか調子がくるってしまう。


やけに優しいから、その優しさに甘えてしまいたくなる。


いつもなら、断るんだろうけど、今の私にはその優しさにすがる事しか出来ないんだ。


「先輩の奢りですから」


「はいはい。遠慮なくどうぞ」


そう言う先輩に甘えて、パフェを頼むことにした。


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