無愛想な彼に恋しました


私が言うのは何だけど、先輩は顔は整っている方。


だからそれなりにモテルのに、その冗談を言わなければもっとモテルはず。


「何々?俺の顔に何かついてる?」


「え?」


「琴音、さっきから俺の顔ばかり見てる」


クスッと小さく笑う先輩。


そんな先輩に私はかぁっと赤くなる。


「べ、別に深い意味は……」


< 517 / 634 >

この作品をシェア

pagetop