無愛想な彼に恋しました
無愛想12
埋められない隙間
「琴音、屋上行こう!」
「あ、うん」
あれから輝君とは話してもいないし、連絡もとって居ない。
だけど、隣の席だから毎日と言って顔を合わせる事に成ってしまう。
あれほど言っていた“おはよう”も、お互い言わなくなっている。
その上、最近一緒に居ないことから別れたんじゃないかと、噂が流れている。
だから、前みたいに輝君にアプローチを掛ける人も多々あらわれてきた。