無愛想な彼に恋しました


『では、誓いのキスを』


そんな私にはお構いなしに、式は順序く進む。


輝君が、私のベールをめくる。


輝君の瞳が、まっすぐに私の瞳を捉える。


少しずつ、輝君との距離が縮まる。


後少しで触れる…。


そんな時だった。


輝君との距離が一定のままとなる。



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