無愛想な彼に恋しました


当然だろうな。


自分が急にキスされたらきっと驚くしかないだろうし。


「っ、先輩の馬鹿!」


怒りながらも顔を赤くして俯いている。


「許可なく人のファーストキスを奪わないでください」


何て情報まで教えてくれるから、思わず口元が緩んだ。


そっか、俺が琴音のファーストキスの相手か…。


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