無愛想な彼に恋しました


嫉妬か……。


してないと言えば、嘘になるのか。


現に、琴音の事になると余裕なんてもの全くないし。


「こう言う時、どうすんの?」


どうしろなんて、知らないし。


「ちょっと耳かせ」


グイっと俺の耳を掴んで自分の口を近付ける。


「そういう時はな、褒めてやるんだよ」


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