無愛想な彼に恋しました


「り、林檎って言った!?」


「…言ったけど?」


そこって食いつくところ……?


「正解です!」


嬉しそうな顔をする琴音に、俺は首を傾げるしかなかった。



「は?」


「今日ね、林檎味のリップクリーム塗ってきたの」



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