無愛想な彼に恋しました



今すぐ、どこかへ隠れたい。


…けど、琴音と離れたくないとか、どんだけ矛盾してるんだって話。


そんな自分に不意に笑みが漏れる。


「…輝君に、可愛いと思われたくて…オシャレした」


「俺の為?」


「うん。輝君の為!」


駄目だ。琴音は、天然にも程々にして欲しいんだけど。



< 606 / 634 >

この作品をシェア

pagetop