無愛想な彼に恋しました


まっ白い毛に蒼い瞳が特徴的な可愛い猫。


「ことね、お散歩?」


ことねに寄って行くと私の足元にゴロゴロと寝転がり始めた。


「…触っていい?」


「え?」


不意に聞こえた声は他の誰でも無い荒城君の声。


何だろ…もしかして聞き間違えた?


ううん…確かに荒城君の口から触っていい、って聞こえたはず…。


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