無愛想な彼に恋しました


「ことね、おいで」


優しい声で、ことねの名前を呼ぶ荒城君にことねが近づいて行く。


「にゃー」


すりすりっと顔を荒城君の彼氏に磨り付ける。


「かわいい」


優しい瞳でことねを見つめる荒城君の顔はまるで…。


「荒城君…動物好きなの?」


「ん、動物は好き」


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