無愛想な彼に恋しました



「な、ことね」


そう言って再びことねに触れる。


荒城君は無意識なのか分からないけど


ことね、っと呼ぶときに凄く優しく微笑む。


それが猫に対してだなんて言われなくても分かっているのだけれど


自分が呼ばれているように自分が反応してしまっている。



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