無愛想な彼に恋しました
「いや、俺の家はマンションだから飼えない」
「そっか…。飼ってみたい?」
「そうでもない。近所に猫とか結構いるし」
そう言うと荒城君はことねをそっとソファーに置いた。
ことねは気持ちよさそうに吐息を吐きながら眠ってしまっていた。
荒城君の撫で方がうまかったのだろうなー…。
「ことねすっかり荒城君に慣れてるね。なかなかそんな事無いのに」
「ほんと?それなら滅茶苦茶嬉しいけど」