ワ ル イ オ ン ナ
言いながらも、ヒロの掌は私の素肌を暴いていく。
ブラのホックを片手で簡単に外すとたくし上げ、主張する蕾に貪りついた。
誰が来るかも分からないような場所で必死に声を抑えるけど、堪えきれない声は口から漏れていく。
「このスリル、病み付きになるな。彼氏とどっちがイイ?」
スカートの中に隠れるショーツを簡単に下ろして、愛液にまみれる秘密の場所を弄ぶ。
ヒロと同じでこのスリルが興奮材料になる私は、あっという間に絶頂を迎えて。
ヒロは急ぐように私を貫いた。
これがあるから、知哉に優しく出来るの。
「ヒロッ、……あぁっ、ヒロがいいのぉっ」
そこに罪悪感なんて存在しない。
知哉には、これから先も隠し通していける自信があるから――。